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トップデザインコラム

2024.6.7 08:36

モデルの魅力を最大限引き出す、ポートレート撮影での褒めるテクニック

ナレッジ

 

こんにちは、春野デザインの亀元です。

昨日は弊社カメラマンが体調不良だったので久しぶりにアイドルの撮影現場にカメラマンとしてお仕事しに行ってきました。私はもともと音楽出身の人間なのでエンタメ関連のお仕事はいつも以上に心が躍ります。

そこで、久しぶりの撮影で感じた「ポートレート撮影」において、モデルの自然な表情やポーズを引き出すテクニック的なことを少しまとめてみました。

撮影時のモデルとのコミュニケーションはカメラマンの重要なスキルの一つです。そのために役立つのが、モデルを効果的に褒めるテクニック

本記事では、その具体的な方法や効果について詳しく解説します。

褒めることの重要性

褒めることでモデルの自信を引き出し、リラックスした雰囲気を作り出すことができます。これにより、より自然で魅力的なポーズや表情を引き出すことが可能になります。褒め言葉は単なるお世辞ではなく、モデルの努力やセンスを認めることで、真摯な気持ちを伝えることが大切です。

効果的な褒め方のポイント

1. 具体的な褒め言葉を使う

「かわいい」や「きれい」といった一般的な褒め言葉ももちろん使いますが「そのポーズはとても自然でいいですね」や「今日のメイクも雰囲気が違って素敵です」といった具体的な褒め言葉の方が効果的です。具体性のある褒め言葉は、モデルにとって自分の何が良かったのかを明確に伝えることができます。

2. 努力やセンスを認める

モデルの外見を褒めるだけでなく、その背後にある努力やセンスを認めることも大切です。「ポージングのレパートリーがすごい」や「前回よりよくなってる」「今日はいつも以上にキラキラしていますね」といった言葉は、モデルの自己肯定感を高めます。

3. タイミングとトーンを意識する

褒めるタイミングも重要です。撮影の合間やポーズを決める瞬間に、適切なタイミングで褒め言葉を投げかけることで、モデルの集中力を維持しながらリラックスさせることができます。また、褒め言葉を伝えるトーンも真摯であることが求められます。心からの褒め言葉であることが伝わるよう、誠実な態度で接しましょう。

4. 本心で思ったことしか言わない

カメラマンってとっても褒めますが、当然よくないカットはよくないです。よくないカットを褒めても撮れ高がありませんので、よくないときは的確な指示を出すようにします。

顔の角度や手の位置、黒目の位置まで指示する場合もあります。よくないカットのときに「いまのより、こうしたほうがもっといい」と指示を出すことでこの人がいま褒めてくれてるのは本当にいいカットが撮れてると自信を持って表情もいいものになります。

実践例

例1: 初対面のモデルの場合

初めて撮影するモデルの場合、まずは緊張をほぐすことが重要ですので必ずアイスブレイクを挟みます。「今日はお会いできてうれしいです。素敵な笑顔ですね」といった軽い褒め言葉や趣味の話をしたりします。カメラマンとモデルの間に緊張がありすぎるといいカットは撮れないので、一瞬で相手の懐に気持ちよく入っていけるコミュニケーションを心がけています。

例2: 慣れているモデルの場合

すでに何度も撮影しているモデルの場合は、以前の撮影時の良かった点を振り返りながら褒めることが効果的です。「前回の撮影の時も素晴らしかったですが、今回のポーズはさらに自然で良いですね」といった具合です。

・・・

まとめ

ポートレート撮影において、モデルを褒めるテクニックは非常に有効です。

具体的で誠実な褒め言葉は、モデルの自信を引き出し、より良い写真を撮影するための鍵となります。これらのテクニックをさらに磨いて、次回以降の撮影でも素晴らしいポートレートを撮っていきたいです。

おわりに

今回紹介した褒めるテクニックは、撮影現場だけでなく日常のコミュニケーションにも応用できます。相手の良い点を見つけ、具体的に褒めることで、より良い人間関係を築くことができるでしょう。

人のいいところを見つけることができる能力って素敵ですよね。
だれよりも人のいいところを見つけるのが得意な人間になりたいです。頑張ります^^

亀元友弥
亀元友弥代表デザイナー(CEO)
福岡市中央区のデザイン会社、春野デザイン株式会社の代表デザイナー。20歳でLINE Fukuoka株式会社 入社。LINE Qアプリ運営デザイン部に所属しデザインスキルを身に付ける。その後、DTPデザイン、WEBデザイン、アプリ開発などのスキルを身に着け、広告運用の実務を2年経験し会社を起業。